どうも、つばきいとです。
紹介したい漫画が沢山あるんですが、なかなか言葉が気持ちに追いつきません。もっと語彙力があったらなあ。
さてさて、今日紹介したい漫画は、宇仁田ゆみさんの「マニマニ」です。宇仁田ゆみさんといえば、「ウサギドロップ」が有名ですかね。ですが、ここはあえて「マニマニ」を紹介したいと思います。

あらすじ
4人の主人公が登場する、連鎖短編オムニバスになります。それぞれの話の主人公は他の主人公とも関わりがあります。どこかで繋がってるんですね。
東京から、仕事を辞め、地元の田舎に戻ってきた元OLの初音。
不登校気味の女子中学生ふう(楓子)。
そのお母さんでシングルマザーの紅羽(くれは)。
ふうの中学校の教師の津江先生。
それぞれが、人生の帰路に立ったり、揺れたり、悶えたり、悩んだり、、それでも、それぞれの人生を毎日楽しく生きています。
人生の変化の時に読んでみて
今の時期って、変化の時ですよね。卒業、入学、進学、就職、引っ越し、、、。別れと出会いがあり、環境の変化があると思います。そんな時ぜひ読んでみてほしいなと思うんですよね。
私も自分の人生で、実家を出たり、夫と同棲したり、結婚する時など何度か引っ越しを経験しました。そんな中で、大量にある本を処分する中、この本は捨てることができなかったんです。
人生に生き詰まったり、落ち込んでる時、うまく行かない時、何か頑張りたいなと思う時、私はこの漫画をふと思い出し、そういえば持ってたよなと、本棚の奥から引っ張り出して、パラパラとページをめくって読んでいます。
特にお気に入りは、紅羽の話です。昔はヤンキーで、恋愛とかよくわからないままふうを妊娠して、すぐシングルマザーとなってしまいます。私だったらやっちまったな、詰んだって落ち込んでしまうと思うんですが、そこから、紅羽は一人努力して自立していきます。
娘のふうも中学生になり、支えて愛してくれる、恋人もいて仕事もバリバリこなしていくんですが、ある変化が訪れ、やはりその変化には恐怖を感じてしまうんですね。
誰だってそうですよね。変化って怖いです。私大丈夫なのかな?やっていけるのかな?って不安になっちゃいます。
でも紅羽は変化が怖いけど、周りと自分を信じて委ねて、変化を受け入れていきます。
その様子が、私の心にも滲みてきて、私もまた頑張ろうと思えるんですよね。
勿論、他の主人公たちも魅力的で、それぞれに共感できるところがあります。
初音の田舎での息苦しさ、自分の仕事上の価値、年下の彼氏への劣等感っていうのかな。そんなモヤモヤ。
中学生のふうは、クラスメイトとの価値観の違いに戸惑ってます。苛められてるとかじゃないけど、みんなとずれてる感じ。自分の好きな人は大事にしたいのになと思ってます。
津江の仕事押し付けられてる感や、モヤモヤしつつも不器用ながらも、毎日の先生の仕事を頑張っていく感じ。
みんなそれぞれに、もやもやを抱えながら、でもそれでも人生を楽しく、味わって、乗り越えて行こうという感じが、とても伝わってくるんですよね。
このブログを読んでくれてるみなさんは、主人公たちの誰に共感するんだろう?誰か一人にでも共感してもらえたら嬉しいし、誰か一人でも、この漫画から勇気をもらえたらいいなと思って紹介しています。
ではまたー!

- 作者:宇仁田ゆみ
- 発売日: 2013/01/25
- メディア: Kindle版
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